結婚の際に実印をつくることを薦められました。必要性は?

大場
大場

結論から言うと、基本的には絶対に必要なわけではありません。結婚届は実印の捺印が必須ではありませんし、結婚手続きの場面に置いて実印が必須となる場面はありません。

しかし、結婚後には家や土地を買ったり保険契約をするなど大きな契約をすることも多いでしょう。不動産取引には実印が必要ですし、結婚という節目にこれからに備えて実印を作っておくというのは悪くない考えではあります。

名前が変わる場合は?

それともう一つ、結婚時に実印を新たに作る必要がある場面があります。それはとくに女性に多いことですが、姓が結婚にともなって変わる場合です。この場合、登録している実印と新しい姓が食い違ってしまいます。この場合はどうすればよいのでしょう?

とくに女性はこのような改姓のケースが多いため、結婚前に実印を登録するときは名だけを彫った印鑑を実印として登録することも多いのです。実印は実は姓名だけでなく姓だけ、名だけでも登録することができるのが普通です。

自治体によっては姓名でないと登録できない場合がありますので、念の為自治体にご確認ください。

新たな相手と共有する姓で印鑑を登録しなおしたいという気分上の問題もあるかもしれません。そのような場合でも、実印は登録し直すことが可能です。

個人印鑑1本セット
個人印鑑2本セット
個人印鑑3本セット