赤耀樺とは

リーズナブルで高級感のある素材

赤耀樺(せきようか)は、天然木の真樺(バーチ材)と樹脂を組み合わせ、高圧加熱処理によって作られた印材です。この製法により、狂いや歪み、ひび割れが極めて少なく、耐久性に優れた素材となっています。

天然木のような高級感を持ちながら、価格は比較的リーズナブル。最近人気が高まっている理由のひとつは、この「高級感とコストパフォーマンスの両立」です。

赤燿樺の製造法

赤耀樺は、天然木の美しさと耐久性を両立させるために、特殊な工程を経て作られています。ここでは、その製造プロセスを簡単にご紹介します。

  1. 原木の選定
    北海道産の真樺を中心に、繊維が緻密で強度の高い木材を厳選します。
  2. スライス加工
    真樺を薄くスライスし、層状に重ねることで強度を高めます。
  3. 樹脂の浸透
    特殊な樹脂を木材に浸透させ、耐久性を向上させます。この樹脂は人畜無害で、安全性にも配慮されています。
  4. 高圧加熱処理
    木材と樹脂を高圧・高温で圧縮し、しっかりと固化させます。この工程により、変形や割れに強い素材が完成します。
  5. 成形と研磨
    圧縮された素材を印鑑の形に切り出し、丁寧に研磨して美しい表面に仕上げます。赤と黒のコントラストが際立つよう、細部までこだわった仕上げが行われます。

このような工程を経て作られる赤耀樺は、天然木の風合いを残しながら、耐久性と高級感を兼ね備えた印や銀行印に安心して選べる印材となります。

保管方法

赤耀樺は、真樺を薄くスライスして重ね、樹脂を浸透させて高圧処理することで作られています。このため、変形や歪みに強く、長期間使用しても安心ですが、さらに長持ちさせるためには、使用後に朱肉をきれいに拭き取って保管することが重要です。朱肉に含まれる油分が印材に染み込むと劣化し、枠が欠けやすくなる原因になります。ケースに入れて湿度を保ち、直射日光や極端な乾燥を避けることもおすすめです。

印鑑の匠」では、赤耀樺を始めた多彩な印材の実印・銀行印を豊富に取り揃えています。サイズや書体の選択肢も多く、自分だけの一本を作ることができます。詳しくは公式サイトをご覧ください。

まとめ

赤耀樺は、環境にやさしく、耐久性と高級感を兼ね備えた印材です。価格も手頃で、実印や銀行印に最適な素材といえます。長く使う印鑑だからこそ、素材選びにはこだわりたいですよね。ぜひ「印鑑の匠」で、自分にぴったりの一本を見つけてください。

大場
大場

印象的な赤と落ち着いた雰囲気の黒が特有の高級感を感じさせます。材質全体を天然木が6割程度しか占めない赤耀樺は森林の環境保全に優れた材質として環境関連企業団体にも推薦されている新しいタイプのエコ印材。実印や銀行印などの重要印鑑への使用にもピッタリです。