オノオレカンバとは?実印・銀行印におすすめの印材
リーズナブルで高級感のある素材

オノオレカンバは「斧折樺」と書き、その名の通り斧が折れるほど硬い木材です。成長が遅いため繊維が非常に緻密で、キメの細かさと高い耐久性、さらに滑りにくさを兼ね備えています。この特徴から、印鑑の素材として昔から人気があります。
実印や銀行印など人生の節目や重要な場面で使う印鑑に選ばれることが多いのです。硬質で丈夫なため、長期間使用しても変形や割れが起きにくく、安心して使える素材です。
オノオレカンバはこうして生まれる
オノオレカンバの印材は、天然木の美しさと耐久性を最大限に引き出すため、丁寧な工程を経て作られています。
- 原木の選定
北海道などで育つオノオレカンバを厳選します。繊維が緻密で強度が高い木材のみを使用します。 - 乾燥処理
木材は水分を含んでいるため、そのままでは変形や割れの原因になります。時間をかけて自然乾燥や人工乾燥を行い、安定した状態にします。 - 成形加工
乾燥した木材を印鑑の形に切り出し、精密な加工を施します。硬い木材なので、加工には高度な技術が必要です。 - 研磨仕上げ
表面を丁寧に研磨し、なめらかで美しい仕上がりにします。オノオレカンバ特有の自然な木目が際立つよう、細部までこだわります。
このような工程を経て作られるオノオレカンバの印材は、天然木ならではの風合いと高い耐久性を兼ね備えています。だからこそ、実印や銀行印に安心して選べるのです。
保管法
耐久性に優れるオノオレカンバですが、長持ちさせるためには正しい保管が欠かせません。使用後は必ず朱肉をきれいに拭き取りましょう。朱肉に含まれる油分が木材に染み込むと、劣化してもろくなり、枠が欠けやすくなる原因になります。ケースに入れて湿度を保ち、直射日光や極端な乾燥を避けることもおすすめです。
実印・銀行印におすすめ
オノオレカンバは非常に硬質で耐久性が高いのが特徴ですが、楓や彩樺と比べるとやや価格が高めです。一方で、楓は飴色の美しい色合いとシャープな印影が魅力、彩樺は環境にやさしいエコ印材として人気がありますが、耐久性を最重視するならオノオレカンバがおすすめです。

オノオレカンバは昔から「金のなる木」の別名があり縁起の良いものとされてきました。このため、実印や銀行印などに利用されることも多いですね。
まとめ
オノオレカンバは、縁起の良さと耐久性を兼ね備えた印材です。硬質で丈夫なため、実印や銀行印に最適な素材といえます。
オノオレカンバの印鑑を検討している方には、専門店での購入がおすすめです。品質管理がしっかりしていて、安心して注文できるお店を選びましょう。
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