上手く捺印できない。印鑑をきれいに押す方法は? 

印鑑に関する、もっとも身近な悩みと言えば「きれいに押したい」でしょう。印影がかすれていたり、まっすぐ押したつもりなのに傾いていたり……。うまく押せずに、仕方なく何度もやり直したという方は多いはず。印影がずれることなく、鮮明に捺印できる方法ってないのでしょうか?

そこでこの記事は印鑑をきれいに押す方法について紹介します。これを読めば、印面が傾かずに鮮明に押せるはずです。ぜひ最後までご覧ください!

上手く捺印できない。印鑑をきれいに押す方法は? 

「印鑑ぐらい、きれいに押したい」。仕事上、捺印業務が多い社会人の方なら特にそう感じるでしょう。でも「いざ押してみると全然うまくいかない」と悩んでいる方は少なくないかもしれません。

でも、実は簡単にきれいに押せる方法があるのです。それが「『の』の字式」。

ここからは、「『の』の字式」のやり方を順番に解説します。

1、印面に朱肉を付ける

印面に朱肉を強く押しつけるのはNGです。ポンポンと優しく何度も印面に朱肉をなじませて、全体にムラなく付いているかを確認してください。

印面に朱肉を付ける際は、印鑑と朱肉をそれぞれ手に持って、印面を上に向けて固定させたまま、朱肉をひっくり返してトントンと印面に付けるやり方がおすすめです。これにより適度にまんべんなく朱肉が印面に付きます。

2、捺印マットを下に敷く。

これがあるだけで、固い机の上で押すよりも仕上がりが大きく違ってきます。もし捺印マットが手元になければ、代わりに分厚い雑誌などを敷くのもいいでしょう。

3、捺印する

文字の上下をしっかりと確認したら、紙の上にそっと印面を下ろします。この時、決して力を入れすぎないように注意します。適度な力加減で紙に印鑑を押しつけたまま、「の」の字を書くイメージで印面の重心を動かします。

これだけで、まんべんなく印面が対象物に接地するので、印影がかすれずに押すことができます。印面の重心を少しずつずらしてバランスよく移動させること、そして力を入れ過ぎないように押すことがコツです。

ところで、側面に目印(※アタリと呼びます)が付いている印鑑だと、印影が傾かずに押しやすくて便利です。では、もし目印が付いていない印鑑の場合、どうすればまっすく押せるのでしょうか?

※アタリとは印面の天地が分かるようにするための目印のことです。匠の印鑑ドットコムではアタリの有り無しが選択できます。

おすすめなのが「鏡」を使うこと。やり方は簡単。まず、捺印する紙の上に小さな鏡を載せて印鑑を持ちます。そして印面が鏡に映るようにしてください。このときまっすぐに印面が映っていたらOK。そのまま鏡を外してから捺印するとまっすぐ押せますよ。

印面をきれいにするためのテクニック

先ほど紹介した「『の』の字式」を試すとき、事前に印面をきれいにしておくと、より鮮明な印影を得ることができます。

印面の掃除は、ティッシュやガーゼなど柔らかい素材で拭き取ります。朱肉がこびりついている場合、専用のブラシまたは毛先の柔らかい歯ブラシで軽くこすって取り除きます。

もし朱肉が印面の溝に入り込んで取れない場合は、紙の上に複数の輪ゴムを並べて置いてから、上から印面で輪ゴムを押し付けるように転がします。長年溜まった汚れもきれいに落とせるテクニックなので、試してみてください。

印鑑を使用したら印面をよく拭きとる」。朱肉の油を吸いすぎると印面のダメージが大きくなります。ここ心がけ1つで印鑑が長持ちしやすくなるので、覚えておきましょう。

また、印鑑を長持ちするには、ふだんからお手入れをしておくことも大切です。どれだけ高価な印鑑でも、保存状態が悪いとひび割れてしまうこともあるからです。

保管の際は、温度差の激しいところや極端な湿気、乾燥、直射日光のあるところを避けましょう。特に自然素材の象牙や黒水牛、柘などは温度の変化により、ひび割れの危険性があります。角の素材は虫に食われることもあるので、低温で埃の少ない場所に保管します。

また、印鑑の縮みを防ぐため、年に1度、椿油で油分補給するのも効果的です。ただしツゲや象牙には塗らないようにしましょう。

印鑑をきれいに捺印する方法で苦手を克服!

ここまで印鑑をきれいに押す方法について紹介しました。

記事では「『の』の字式」を紹介しましたが、印影がかすれてしまうという方はおすすめです。この方法のポイントは、

・印面に朱肉をまんべんなく付けること

→印鑑と朱肉をそれぞれ手に持って、印面を上に向けて固定させたまま、朱肉をひっくり返してトントンと印面に付ける。

・「の」の字を書くイメージで捺印する

→適度な力加減で紙に印鑑を押しつけたまま、「の」の字を書くイメージで印面の重心を動かす。力を入れ過ぎないように押すのがポイント

この2つを意識すれば印影がかすれにくくなります。

また、まっすぐに押せない方は小さな鏡を使うといいでしょう。紙の上に鏡を置いて印鑑を持ち、まっすぐに印面が鏡に映るようにすればOKです。そのまま鏡を外して捺印するとまっすぐ押すことができます。

大切な書類に押すとき、ついつい緊張して力んでしまいがちです。きれいに捺印できるように、ぜひこの方法を試してみてください。