銀行印におすすめの印材は?

行印は、金融機関での取引に使う大切な証明アイテムです。口座開設時に印影を登録し、その後の照合で同じ印影かどうかが確認されます。
もし印面が欠けたり、極端に摩耗したり、熱や湿気で形が変わってしまうと、登録した印影と一致しなくなり、改印の手続きが必要になります。改印は書類の準備や窓口への連絡など、それなりに時間がかかるので、最初から長く使える素材を選んでおくのが賢い選択です。

すなわち、銀行印に求められることは耐久性であると言うことができます。ではどのような印材が良いのでしょうか。この記事では耐久性に優れ銀行印に向いた印材についてお話していきます。

金属系の代表格・チタン

夫で扱いやすく、印影が安定 近年、銀行印の素材として高い人気を集めているのがチタンです。チタンは軽量で強度に優れ、耐食性も高い金属として知られています。
チタンの印材としてのメリットは、大きく三つあります。。

第一に“欠けにくさ”。金属であるため衝撃や落下による縁の欠けが起こりにくく、登録した印影を長期間安定して保てます。

第二に“適度な重量”。軽すぎず重すぎないため、朱肉に押し当てるとき、紙へ捺すときに手元が安定しやすく、かすれや滲みを抑えやすいのが魅力です。

第三に“湿気への強さ”。木材系などのように水分で膨張・収縮しないので、梅雨や冬場の乾燥といった環境変化の影響を受けにくい点が実用的です。

チタンの見た目はマットな質感から鏡面仕上げまで幅広く、ビジネス用にもプライベート用にも馴染みます。また、チタンは金属アレルギーへの配慮でも注目されています。一般的にチタンは反応が起こりにくく、肌に触れる場面でも安心感が高いとされます。

重量はサイズにもよりますが、片手で持ったときに“沈み込む”ような安定感が得られるのも利点です。金属ならではの加工精度により、印面のエッジがシャープに出やすい点も、読みやすい印影を求める方に評価されています。

自然素材・木材系や水牛系

伝統的な風合いを重視するなら、木材や水牛系の印材も根強い人気があります。ここでは代表的な素材を三つ挙げます。

柘(つげ)

日本で古くから印材として用いられてきた木材。適度な硬さと密度があり、押印時に“紙に乗る”感覚が得やすいのが特長です。繊維が細かいため印面のエッジがきれいに出やすく、読みやすい印影を狙う方に向いています。

保管は乾湿の急変を避け、使用後は朱肉を軽く拭き取ると長持ちします。経年で色が飴色に変化し、温かみのある風合いを楽しめます。

黒檀(こくたん)

比重が高く非常に硬く、重厚感のある色味が魅力。硬さがあるぶん欠けにくいものの、乾燥が続く季節は割れを防ぐために極端な高温・直射日光を避けるなどの管理が必要です。

表面の艶は使い込むほど落ち着き、長年の道具としての味わいが出ます。黒檀は見た目に落ち着きがあり、書類との相性も良いと感じる人が多い素材です。

黒水牛

角材の中でも人気の高い素材で、しっとりとした質感が特徴。適度な重量があるため押印が安定しやすく、見た目にも高級感があります。
角材は乾燥で収縮・ひび割れが起こる場合があるため、直射日光や熱源付近の放置は避け、定期的に専用オイルでメンテナンスすると安心です。

黒水牛は色の個体差があり、真っ黒に近いものからマーブル模様まで幅があります。 自然素材は“育てる楽しみ”があり、手触りの変化や艶の深まりに愛着が湧くのが魅力です。一方で、季節ごとの環境管理が欠かせないため、保管に手間をかけられる人に向いています。

まとめ

銀行印は、登録済みの印影を長く安定して再現できることが重要です。チタンのような丈夫な金属、黒水牛や黒檀・柘といった自然素材などそれぞれに長所があり、どれが絶対的に正しいというわけではありません。押しやすさ、見た目、メンテナンスのしやすさ、価格のバランスを見ながら、自分の生活に合う一本を選びましょう。

大場
大場

迷ったら、印鑑の匠をチェックしてみてください。銀行印に向いた素材の比較、直径や長さの選び方、書体のサンプルなど、初めての方にも役立つ情報が一つにまとまっています。ここで紹介した以外にも多くの印材をご用意しております。

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