
ビジネスシーンで使用されているスタンプの代表格と言えば、日付印(データー印)です。
丸い形に日付が入ったものなどシンプルなデザインが定番です。
近年はビジネス用途の日付印のほか、かわいいキャラクターのデザインが入ったタイプも登場し、広がりを見せています。
そこでこの記事は、日付印(データー印)の基本的な知識を紹介します。きれいに押す方法やインクの補充の仕方、最近話題のキャラクター入り日付印についても記事にまとめました。最後までご覧ください。
回転式タイプの日付印とは?いつ使うの?
日付印とは、帯状になったゴム(ゴムベルト)をダイヤル(歯車)で回転させて使う事務用スタンプです。主に、日付の表記が必要な事務作業で使われており、オフィスなどでは必需品となっています。日付を書類に何枚も押すヘビーユーザーにとっては、作業をスピーディーにこなせるので助かりますよね。
日付印は印面の内容が決まっている既製品が一般的ですが、名前やロゴなど特有の文言にカスタマイズできる別製品も。「職場で社員名と日付が入ったスタンプを見たことがある」という方は、それは別製品の日付印といっていいでしょう。
ところで、日付印とひとくちに言っても様々な種類があります。
もっともオーソドックスなものが「年・年・月・日・日」などの帯状のゴムで構成されたタイプ。持ち手の柄(え)にゴムベルトが付いた、シンプルな機構の日付印です。
ゴムベルトの横についたダイヤルを指で回転させることで、「’25.12.31」というように日付部分を自由に変更できます。

また、年数字の前に元号のゴムベルトがある和文タイプや、「2025(令和7).12.31」など西暦と和暦の両方のオビを持つ和西暦日付タイプもあります。
他にも丸い印面で、中央の帯部分に日付が、上側と下側に「受領」「確認」などの文字が入った「日付+用途入り」の日付印もあります。これは日付のみをダイヤルで変更することができます。
サンビー製の「テクノタッチデーター」やシャチハタ製の「データースタンプ」などが代表的です。
日付印にはスタンプ台を使って押すタイプと、本体にインクが内蔵されたスタンプ台不要タイプの2種類があります。
連続捺印する場合は後者のスタンプ台不要タイプが便利ですが、繰り返し押す動作が早すぎるとインクの供給が追いつかず、かえってインクの付きが悪くなる場合も。
ご自身の作業頻度と照らし合わせて、どちらのタイプが使いやすいかを決めるといいですね。
印鑑の匠ドットコムが運営する「シャチハタ・サンビーの匠」では、様々な日付印を取り扱っています。
便利な日付印が欲しい、という方はぜひサイトをご覧ください。
日付印をきれいに押すには?インク補充の仕方も紹介
日付印のユーザーにとって悩ましいのが「まっすぐきれいに押せない」こと。
狙いを定めて押したはずなのに、違う場所に印影がついてしまった…という方もいるかもしれません。
日付印の中には、ホルダーなどに位置合わせのガイドが付いていることがあります。お手持ちの日付印にガイドがあるか確認してみてください。もしガイドが付いてなければ、本体のパーツで目印になりそうな部分を探して、試し押しを繰り返しましょう。
その他、日付印のトラブルについて下にまとめたので参考にしてください。
印影がかすれてしまう
日付部分と印面の高さがずれているのが原因かもしれません。
日付印の中には高低差を調整する機能が備わったものもあり、最適な高さになるよう任意で調整できます。
一般的な調整方法は、次の通りです。
1、柄の部分を反時計方向へ回して、ゆるめる。
2、高低調整盤を回して、日付帯とゴム印面の高さを合わせる。
3、高低調整盤を固定しながら、柄を時計方向へ回してしめる。

その他の原因として、印面にインクなどの汚れがこびりついている場合もあります。
セロハンテープなどで印面を粘着面に軽く数回押し当てて、汚れを取り除きましょう。汚れをそのままにしておくと印面の劣化が早まるので、「使用後は印面を掃除」をクセづけるのが長持ちさせるポイントです。
また、インク内蔵タイプの日付印の場合、インク残量が少なくなっているのも原因の1つです。
補充用インクを使えば解決しますが、印面にインクが浸透するまでしばらく時間がかるので、補充後は日付印を立てたままにしておきましょう。
このとき注意したいのが、必ず同じメーカーで同じ種類の補充インクを使うこと。異なるインクを混用すると使用できなくなる恐れもあるので気を付けましょう。
印影がにじんでしまう
これはスタンプ台のインクをつけすぎているのが原因と考えられます。ポンポンと軽いタッチで、印面をスタンプ台に押し当てましょう。インクを過剰につけると印面が傷んでしまうので、力を入れすぎない程度にスタンプ台に押し当てます。
インク内蔵タイプで印影がにじんでしまう場合は、日付印を押すときに力を入れすぎているのかも。
力を入れすぎると、本体や印面が傷つき故障の原因にもなりますので、注意が必要です。
かわいいキャラクターの日付印。サンリオにドラえもん、ちいかわも
最近増えているのが、キャラクターのイラストが入った日付印。手帳やメモに押してデコレーションする用途で、文具好きの女性に人気があります。
「郵便局のネットショップ」では、サンリオキャラクターズをデザインした日付印が2024年2月に販売されました。(現在は販売終了)
ハローキティ、シナモロール、マイメロディ、クロミなどおなじみのキャラクターが印面になっています。
日付の上下部分にキャラクターがデザインされており、サンリオファンにはたまらないアイテムです。
ちなみに郵便局のネットショップは、過去にも「ドラえもん」「ちいかわ」「セーラームーン」「mofusand(モフサンド)」などのコラボ日付印をリリースしてきました。
このように、キャラクターとコラボした日付印は年々広がりを見せています。

カレンダーに誕生日や記念日をかわいく押して彩ったり、日付部分を空白にしてメッセージを添えたりと、いろいろな使い方ができます。また、ラベルシールに押して保存容器に貼り付ければ、保存開始日の記録としても使えて便利です。
今やビジネス用途だけでなく、ホビー用スタンプのカテゴリでも市民権を得つつある日付印。今後の動きにも注目ですね。
日付印は事務作業がはかどる便利アイテム
ここまで日付印(データー印)について解説しました。
本体に備わったダイヤルを回転させて、日付部分を自由に変更できる便利なアイテムです。
書類に日付を押すオフィスの事務作業などで使われています。「受領」「確認」などの文字が入った「日付+用途入り」の日付印もあるので、様々なビジネスの場面で役立ちそうですね。
また、最近は人気キャラクターとコラボした、パーソナル向け日付印も登場しています。
デコレーション用グッズとして、カレンダーや手帳、メモなどに押すニーズが、女性を中心に広まっています。
印鑑の匠ドットコムが運営する「シャチハタ・サンビーの匠」では、様々な日付印を取り扱っています。
便利な日付印が欲しい、という方はぜひサイトをご覧ください。


