実印は、市区町村の役場で印鑑登録をしてはじめて「公的な本人証明として使える」印鑑になります。印材(印鑑を作る素材)に関して特別な規定はありませんが、実印として安心して使うためには、ある程度知っておきたいポイントがあります。
実印に用いる印材に求められることとは?
実印は印影(押したときの形)が本人確認の基礎になります。
印鑑登録をすると、その印影が役所に保管され、印鑑証明書の元データとして利用されます。
そのため、実印はつぎの点がとても重要です。
・印影が変化しないこと
・長く使える丈夫な素材であること


実印はその印影が同一性の証明になるものであり、印鑑証明においても印影が登録されています。この印影がたとえば破損などによって変化してしまうともうその印鑑は実印としての効力を発揮できなくなります。このため、実印に用いられる印材はある程度の耐久性を持ったもののほうが望ましいとよく言われます。
破損はよく落下にともなって起こるので、木材系であれば軽く頑丈なものを選ぶと破損の危険性は少なくなります。また、最近はチタンのような耐久性に特に優れた金属印材もあります。

実印を使う場面はだいたい不動産取引など大きな契約であることも多く、印鑑を押す際に自分に考えさせる機会を与えるためにそれなりに良いものを選びたいなどという考えもあるでしょう。縁起を考えるならば、貴石系などの印材を選ぶという考え方もあります。
例えば、
- オニキス
- 瑪瑙(めのう)
- 水晶
- 宝石系樹脂素材
などがあります。
ただし、石系の素材は種類によって硬さが異なるため、選ぶときは 割れにくいタイプかどうか も確認したほうが安全です。
木材系の印材を選ぶポイント
木材の印鑑は温かみがあり、昔から多くの人に好まれています。
ただし木材でも種類によって強さが異なるため、実印として使うなら 硬くて割れにくい木材 を選ぶのが安心です。
例としては、
- 柘(つげ)
- 黒檀(こくたん)
- 彩樺(さいか)
などが人気です。
木材は比較的軽く扱いやすいため、「落として印面が欠ける」というリスクを減らすには、しっかり硬さのある素材を選ぶことが大切です。
金属系の印材は耐久性が非常に高い
近年、とても人気が高まっているのが チタン製の印鑑 です。
チタンは金属の中でも特に丈夫で、摩耗に強く、落としても傷がつきにくいのが特徴です。
水にも湿気にも強いため、長期間使う実印としてはとても安心できる素材です。
重みがあるので押しやすく、印影が安定しやすいというメリットもあります。
実印づくりで迷ったら専門店で
「どの素材を選べばいいのかわからない」
「長く使える実印を作りたい」
そんなときは、印鑑専門店に相談しながら作るのがおすすめです。
印鑑の匠では、実印に適した素材やサイズについて丁寧に説明してくれるほか、豊富な印材から選べるので、納得のいく一本が作れます。
実印を作る機会はそう多くありません。
だからこそ、自分のための一本をじっくり選んでみてください。
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